Next: 6.5.0.3 一発でうまくやることはあきらめて
Up: 6.5 都合が「よくない」場合の Lanczos 法
Previous: 6.5.0.1 任意の に対して となる場合
一方
の最小多項式の次数
が
に等しい場合は、
をみたす
が存在することがわかるが
(証明?)、実際にどうやってそのような
を見つけるか、
あまり簡単ではない。
極端な話、
を
の固有ベクトルに選んでしまった場合は
であり、Lanczos 法の反復は
ステップで止まってしまう。
もっと極端な話、
の場合、
いかなる
も
の固有ベクトルになってしまう。
おそらく最小多項式の次数が
である場合は、
generic に
となるのであろうが…
Next: 6.5.0.3 一発でうまくやることはあきらめて
Up: 6.5 都合が「よくない」場合の Lanczos 法
Previous: 6.5.0.1 任意の に対して となる場合
桂田 祐史
2015-12-22