明らかに は 不変、すなわち
をみたすが、 の直交補空間
も 不変である。実際 とするとき、 任意の に対して、
がなりたつので となり、 が 不変であることが分かる。
老婆心: とするとき、 任意の に対して であるから、 .
そこで最初に選んだ に対して、 であった場合は、 まず の正規直交基底を取り、 その後で , から始めて、 の正規直交基底を取り、 以下この操作を続けていけば、最後には
とできる。 それと並行して、 の正規直交基底 ( ) が得られる。 この正規直交基底を
と並べたものを として、 とおくと、
こうして得られた は確かに三重対角行列である。