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(ここに述べることは線形代数学の教科書に書いてあることが多い。探してみる
こと。)
とおく。
複素数列の全体
は自然な線型空間の構造を持つ。つまり、
数列
,
,
に対して、
を和、スカラー乗法の定義とすることにより線型空間となる。
個の定数
を定めて、
数列
に対して、
(2.22) |
|
という条件を考える。
(2.24) のことを線形差分方程式と呼ぶ。
線形差分方程式 (2.24) の解全体は、
の線形部分空間となることはすぐに分かるが、
その次元は であり、その基底は以下説明するようにして求めることができ
る。
代数方程式
の根 に対して、数列
は線形差分方程式 (2.24) の解となること、さらには
相異なる根 , , があるとき、
個の数列
は線型独立であることも容易に確かめられる。
とおいて、 (2.24) に代入すると
となるが、これはただ一つの代数方程式
と同値であることは明らかである。
|
若干面倒なのは重根を持つ場合で
あるが、その場合は (以下略)
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Masashi Katsurada
平成14年11月29日