|
証明
まず は連続線形作用素の合成 写像であるから、連続線形作用素である。ゆえに .
の線形性は明らかである。例えば
が に対して成り立つことから . に対して となることも同様に示せる。
が 連続であること。 に対して
より
これは が連続であることを示す。
が 対 であること。 , に対して
としよう。これは
ということだが、 の定義より
が において稠密で、 , がともに 上の連続 写像であることから、
ゆえに は 対 である。
|
証明
が 上で 0 になっているとする:
が回帰的であることから、 が存在して
ゆえに
これは
ということ。これから , ゆえに . ゆえに
これは が稠密であることを示している。
上の定理の記号は大げさ過ぎるので、覚え易い形に翻訳すると、
が連続で稠密な Banach 空間の埋め込みで、 が反射的 ならば、 は連続で稠密な埋め込みとなる。 |
は連続で稠密な埋め込みとなることが分かる。
桂田 祐史