内の可測集合
,
に
対して Lebesgue 空間
を考える。
以下
は固定するので、
のことを単に
と書く。
よくある習慣にのっとり、
に対して、
を共役指数とする。
すなわち
ならば
は
となる数、
ならば
,
ならば
.
任意の
,
に対して、
とおくと、
から分かる。
こうして
という写像が定義されるが、これは等距離写像である。すなわち
実は
の場合、この写像
は
全射 (従って Banach 空間の同型写像) であることが、
次の Riesz の表現定理から保証される。
![]() |
この事実を
を省略して単に
(
) と書
くことが多い。
のときは
は全射にはならない。すなわち
は Banach 空間であり、
は等長であるから、
は
の閉部分空間である (特に
は
で稠密ではない)。
だから
は
よりもかなり大きい (感覚的な話)。
桂田 祐史