とおき、Heaviside 関数 を
で定めるとき、Heaviside 関数の弱微分は に属さない。つまり
を満たす が存在しないことの証明
存在したと仮定すると
ゆえに
これから
ゆえに
同様に
から
よって
これは (4.1) に反する。
別の証明: (ただし の場合) (4.1) に Holder の不等式を適用して、 に対して
が成り立つことが分かる。ここで は の共役指数である。
ところが
なる が存在するので、 これは矛盾である。
桂田 祐史