が定まる (念のため: である)。
主張: , , .
は実対称行列であるから、 固有ベクトルからなる正規直交基底 が存在する。 として、
とおくと、 , , . , , であるから、 , , の最大性によって
( ) |
が成り立つことは容易に証明できる。 , , として、特に
を満たすものを取って、
において、次元を調べる。( ) を用いると
左辺と右辺が一致するので、不等式はすべて等式で
さて、正則行列 による変換 で、
になったとする。簡単のために順番を修正して、 最初の 個は正,次の 個は負、残りは 0 , と出来る。つまり
として良い。
両端が等しいので、途中はすべて等式で , .
定理 11.3 の直接的な証明が見たければ、 杉原・室田 [8] を見よ (もちろん前項の議論から、間接的には証明は済んでいる)。