7.1.2 a.e. $x$ VS. a.a. $x$

さて、「$f$$g$$\Omega$ 上ほとんど至るところ等しい」というのは、 $f=g$ a.e. on $\Omega$ と書くわけであるが、 「$\Omega$ に含まれるほとんどすべての $x$」というのはどう書くか? これを a.e. $x\in\Omega$ と書く本が多い (almost every $x$ と読ませる) が、 我らが I 先生は、「それはおかしい。almost all $x$ となるはずだから、 a.a. $x\in\Omega$ とすべきだ。」というのが持論だった。

桂田 祐史
2017-05-22