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級の2変数関数
(
) と、
,
があるとき、
とおくとき、次の (1), (2) に答えよ1。
----- 合成関数の微分法で、Taylorの定理の準備
- (1)
,
,
を (いくつか) 計算せよ。
- (2)
-
(
) の公式を推測し、
数学的帰納法で証明せよ。
前半は計算であるが、要点は次の二つ。
- (a)
- chain rule
- (b)
が
級ならば
,
が
級ならば
が
級ならば、
の偏導関数は、
で何回、
で何回偏微分したかで決まり、
だけで表すことが出来る。
多くの人が (1) で
くらいまでを計算できるくらいまで時間を取って、
を提示。
を表す二項定理を思い出してもらう。
これは授業中に書かなかったが
これは極座標変換の例の前にやるのが正しいか?考えてみれば、
これも多変数関数の合成関数の高階導関数だなあ。
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Masashi Katsurada
平成23年6月30日