Next: A.5.1.0.2 (2) の証明
Up: A.5.1 スツルムの定理
Previous: A.5.1 スツルムの定理
内のある部分区間
において、すべての多項式
とすると、
の符号は
で一定であるので (符号が
変化するには 0 にならないといけない)、
の値は変化しないことが分
かる。
そこで、ある多項式
の解
を通過した場合を考える。
Strum 列の条件から
,
の取り方から
であるから、
である。Strum 列の条件 (2) から
であるが、連続性から
の十分小さな近傍
を
取れば、そこで
と
は定符号となり、
上で
がなりたつ。
それゆえ、列
の部分列
の符号については次の二つのいずれか一方だけしか起こらない。
(a)
(b)
それゆえ、(
の符号が何であっても) 任意の
について、部分列
,
,
における符号の変化は
として
の値に算入される。これから十分小さな
の近傍で
の値に
変化はないことが分かる。ゆえに
は
上で定数であることが分か
る。
Next: A.5.1.0.2 (2) の証明
Up: A.5.1 スツルムの定理
Previous: A.5.1 スツルムの定理
Masashi Katsurada
平成21年7月9日