ラプラス変換は、道具一式を用意するのに手間がかかるが、
結局は一番見通しが良いかもしれない。
ラプラス変換を袖にする数学書も多いが、
学習しておく価値はあるな、と思う次第である。
Proof.
与えられた微分方程式をラプラス変換して、ラプラス変換の線形性を用いると
左辺第1項と第2項に、導関数のラプラス変換の公式
を用いて、初期条件

を代入すると
すなわち
これを
$](img127.png)
について解くと (単に割り算するだけ)
右辺が積の形になっていることに注目して、
とおくと、
となるので、逆ラプラス変換して次式を得る。
以下、

を具体的に計算する。

であるから、
これを求めるのに、もちろん畳込みの定義に従って積分計算しても良いが、
次のようにラプラス変換を利用することも出来る。
- (i)
-
のとき、
であるから
- (ii)
-
のとき、(本当はちょっと準備が必要だが)