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,
とする。今
の絶対値最大
の成分を
とする:
方程式
の第
成分を書くと
これから
(以下
を単に
と書くことにする。)
よって
したがって
.
つぎに
とおくと、
に対する円板は
である。
の固有値は
に
ついて連続的に変化し、
のとき
にそれぞれ重
複個数だけある。
を増加させれば、いくつかの円板が拡大して合流するが、
個の
が合流すれば、その中に
の
個の固有値
が存在する。ゆえに
に達したとき、
の
個が連結成分を
なせば、その中に
の
個の固有値が存在する。
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Masashi Katsurada
平成17年6月2日