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において解析的係数を持つ2階線型常微分方程式
(12) |
![$\displaystyle a(x)y''+b(x)y'+c(x)y=0
$](img293.png) |
において、
が特異点 (i.e.
) である場合、
,
とおくと、
は
,
の極となる可能性がある。
(13) |
![$\displaystyle y''+p(x)y'+q(x)y=0
$](img43.png) |
の係数
,
が
をそれぞれ高々 1 位の極、
高々 2 位の極となっているとき、
を確定特異点とよぶ。
(12) にもどると、
が
の高々 2 位の零点であるならば、
は確定特異点ということになる。
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Masashi Katsurada
平成18年11月21日